社長ブログ『テラメシ』
いつも当社のホームページをご覧いただき
ありがとうございます。
社長の寺西です。
先日、テレビの情報番組で
あるMCの方が、お子さん達の真似遊び ( いわゆる〇〇ごっこ ) の
電話のやり取りを聞いていたところ
電話を切る音が、我々世代が真似をする
「 ガチャ 」ではなくてビックリしたという話をしていました。
昭和レトロではなく、もう平成レトロという言葉まで
言われるようになった昨今、電話も家庭の置き電話ではなく
携帯しか知らないという世代だけになる日も近いでしょうね・・・。
ということで「 テラメシ 」第13回は
坂城町 まちだ食堂さんのオムライスセットです。
坂城ICを利用することはあまりないのですが
このお店は通りに面しているのではなく
通りには整地されていない駐車場だけで
その奥の細い路地に面しており、お世辞にも目立つとは言えず
昭和レトロ感満載で以前から
HCSがザワザワして気になっておりました。
この日は千曲店から上田方面に移動する時間が
ちょうどお昼時と重なったため
迷わずまちだ食堂さんを指名しての入店です。
このまちだ食堂さん
メニューがまさにテラメシ好みなのです。
その理由は
今回注文したオムライスセットのように
オムライスとラーメンといった
和洋折衷ならぬ、オム中折衷であったり
この日も一緒のH理事が注文したナポリタンセットは
ナポリタンに唐揚げとご飯と和ナポ折衷と
看板にある和・中だけでなく、洋・伊もなんでも来い!!
のまさに御食事処なのです。
話は少し変わりますが
寺西の母親は埼玉県の旧大宮市出身で
櫛引という大宮駅から徒歩で15分くらいの
戦後に人々が集まった集合住宅街のような場所でした。
その祖母の家に遊びに行った際に楽しみだったのが
出前を取ってくれることで
近所には、そば屋、中華料理屋、寿司屋と
色々な店があったのです。
その中のひとつに「 キッチン ナカムラ 」という食堂があり
メニューはカツ丼、ラーメン、オムライス、焼きそば、ナポリタンに
唐揚げやイカフライ等々
子供にとってはキラキラメニュー満載で
祖母が好きなものを自由に注文させてくれたのです。
出前というと、キッチン ナカムラで
オムライスに、その時の食べたいものを好きに注文するのが
楽しみだったのです。
一度だけお店を見に行った記憶があるのですが
昔ながらのテーブルに丸椅子
壁越しにはカウンター席もあり
奥では白い調理服と帽をかぶったコック?店主?が
料理をしていた光景を覚えております。
まさになんでも料理してくれる近所のキッチンだったのでしょうね。
実は以前のウォリ飯回でもお伝えしましたが
寺西はナポリタンやオムライスといったケチャップ系が好きなのですが
ケチャップの味は、お子様ランチの味。
好物がたくさん盛り付けてある味なのです。
さて、運ばれてきたオムライスセットですが
食品サンプルでよく見るような
まさにオムライスとラーメンなのですが、これがいいのです。
おしゃれなオムライスや考え抜かれたラーメンも
確かに美味しいですし、大好きです。
でも、お腹が空いた昼飯は、そうそうこれこれ!!と
心の中で叫びながら、ひたすら食べたいのです。
まずはのびないうちにラーメンを完食します。
ラーメンはラーメンで食べるのです。
なぜなら、オムライスとラーメンなのだから。
そしていよいよオムライスのオムレツを崩すと
ケチャップがかかっているにも関わらず
ベチャベチャにライスと絡み合ったチキンライスが
破裂しそうとばかりに詰まっております。
玉ねぎだったり、ピーマンだったり、ニンジンやコーンと
色鮮やかに混ざっております。
これで、唐揚げが付いていれば、食べすぎではありますが
完全におとなのお子様ランチですね。
冒頭で電話の話をしましたが
そういった意味では「 出前 」という言葉も
若い世代では「 デリバリー 」という言葉なんでしょうし
ゆくゆくは「 ウーバー 」なんていう言葉に全て置き換わり
スーパーカブでおじさんやお兄さんが出前に来るなんて光景も
スポーツチャリで流線型のヘルメットを被ったお兄さんが
デリバリーしてくるのが普通になるのかもしれませんね。
ちなみに
同じく冒頭で触れた電話を切る時の音ですが
「 ガチャ 」ではなく
「 トゥルン 」だそうで
あのLINE通話の切る時の音なのだそうです (笑)
変わるべきもの
変わっていくもの
変わらないもの
と色々ありますが
古きよきものは
自分の心の鮮度とうまくバランスさせて
いつまでも大切にしたいと思わせる
昔懐かしい
オムライスとラーメンでした。
今日も美味しいお昼を ご馳走様でした。
株式会社長野ダイハツモータース
寺西 俊英